2011年3月11日、東日本を中心に未曾有の大地震が発生しました。地震やそれに伴う津波で、多くの尊い命が奪われました。一時は元気を失った東北地方ですが、徐々に活気を取り戻し、また朝の連続テレビ小説「あまちゃん」のヒットもあって、今では東北地方の多くの観光スポットや名物、風物詩が注目を集めています。

東北地方は今まで遠いイメージがあったかもしれません。しかし、今では東京駅から東北・山形・秋田新幹線を利用すれば、すべての県庁所在地まで簡単に、しかも短時間で行けるようになり、利便性もアップしています。

東北地方にはそれぞれの県に多数の名物があります。全体的に海に面していることから、新鮮な魚介類を味わえるのも魅力です。また、太平洋側と日本海側とでは味わえる魚介類にも違いがあるため、東北地方を観光するだけで様々な味わいを楽しめるのです。また、宮城県といえば牛タン、岩手県といえばわんこそば、秋田県といえば稲庭うどんなど、魚介類だけでなく、それぞれの県に名物料理があるのも旅を楽しいものにしてくれます。

また、各県で風土にも違いがあり、それも国内旅行を楽しく興味深いものに演出してくれます。例えば、東北には夏場、4大祭りが開催されます。青森のねぶた祭り、秋田の竿灯、山形の花笠まつり、仙台の七夕祭りです。それぞれに趣が異なるので、それぞれに楽しむことができるでしょう。

また、宮城県には日本三景の松島があり、岩手県には世界遺産にも登録されている平泉、中尊寺金色堂、青森には三内丸山遺跡、福島には風光明媚な磐梯山や猪苗代湖、かやぶき屋根の家が並ぶ大内宿もあります。

今までに挙げたものは、東北地方の観光スポットや名物のごく一部に過ぎませんし、あくまでも代表的なものばかりです。もちろん鳴子温泉や蔵王温泉など様々な温泉もあります。その他にもたくさんの魅力が東北地方には詰まっています。ぜひ、元気を取り戻してきた東北の魅力を探しに出かけてみませんか?